代表取締役 大塚豪へのインタビューNews Detail

代表取締役 大塚豪へのインタビュー

2023.03.28

こんにちは!
大塚金属株式会社広報担当です。

大塚金属株式会社は、大阪府堺市にあるステンレス卸販売やステンレス加工、レーザー加工などを行う会社で創業から今年で28年目に入りました。

支えてくださるお客様のおかげで、もうすぐ30年の節目も迎えようとしています。
これからもステンレス加工の技術と品質の向上に努め、皆さまのご期待に添いたいと考えています。

そして、今後もっともっと沢山の方に大塚金属株式会社を知っていただきたい!とさらなる目標に向けて、このたびブログを開設することにいたしました。

このブログでは、大塚金属株式会社が取り扱っている製品や加工について、また弊社で働く従業員たちを紹介していく予定です。

ステンレス製品やステンレス加工、レーザー加工、表面バリ処理などをお考えの方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

第一回目のテーマは、インタビュー企画といたしまして、我が社の代表大塚豪のインタビューをお届けします!

大塚金属株式会社の歴史や未来について、深掘りして語ってもらいました。

「ステンレス製品と一緒にお客様の大切な気持ちも運ぶ」

──大塚金属の事業内容を教えてください。

簡単に言うとステンレスの板の問屋です。
大塚金属の特徴としては、品質がどんどん上がっていると言われている中国で製造したステンレス製品を取り扱っています。
日本のJIS規格を遵守したうえで製造を中国で行うことにより、コストを抑えるだけでなく高品質の製品をご提供することが実現できています。
また、そのステンレス加工として板をレーザーを使用して切断したり、穴を開けたりなどのレーザー加工も併せて行っています。

──大塚金属の仕事における理念はありますか?

もともとステンレス業界に40年いて定年退職した父が「お世話になった顧客のためにお役に立てないだろうか」との思いからこの大塚金属を興しました。
なのでその部分は変わることなく、「お客様のお役に立ち続ける企業でいる」ことが経営理念の1つです。
それに加えて材料の手配から加工までを、お客様が欲しいと思ったときに迅速かつ確実にご提供することを大切にしています。
ご注文いただいた製品をただ運ぶというだけでなく、そこに込められているお客様の大切な気持ちも丁寧にお運びする、それが大塚金属のモットーです。

人生のターニングポイントは父の突然の病

──大塚さんは2代目ですが、先代社長はどんな方でしたか?どういう経緯で事業継承することになったのですか?

先代は40年ステンレス業界で働いた後、定年退職後に会社を創業したんですよ。
私は当時ホテル業界でバリバリ働いていたので全く接点もなく、お互い忙しく、また父親と息子という関係上あまり話す機会もなくそのまま時間が過ぎていきました。
父親の年齢を考えると、話す機会が全く過ぎていく日々が気がかりでしたが、多忙な毎日の中「きっとこのまま一生、父とじっくり話すことはないんだろうな」と漠然と思っていました。
そんなある日、父親の病気が発覚して入院することになったんです。
父親は母親と2人で事業をしていたので、父を心配した母親から「戻ってきて仕事を手伝ってくれないか」と電話が入りました。
ただ、その当時は私もホテル業界で毎日充実していたし、父も病気を治して復帰もできたので、戻るつもりはないことを伝え、また以前と変わらない日常を過ごしていました。
それから3~4年が経ったある日、再度父の病気が発覚したと電話がありました。
今回発覚した病はかなり深刻とのことで、母親からも「もうこれを逃したらお父さんと話す機会は一生ないよ」と助言もあり、様々なことを考え、迷い、悩みました。
しかし、前回のときとは自分の仕事への向き合い方も変化していたのもあり、1番は「父親と話したい!親孝行をしたい!今やらないと一生後悔する!」という思いが自分の中で強く芽生えたことがキッカケで、0からのステンレス業界へ踏み出すこと、父親と一緒に会社をやることを決断しました。

──ホテル業界から突然のステンレス業界への転身は、最初大変ではなかったですか?

ステンレスについては知識も経験も全くない白紙の状態で入社したので勉強や努力はもちろん必要でしたが、私が何よりも1番衝撃を受けたのが「父はこんなにも偉大だったのか」という事実です。
人間て外面と内面てあると思うんですが、父も自分もそとづらがめっちゃ良いんですよ(笑)
父も元々ステンレス業界での営業職についていましたし、私もホテル業をずっとやってきていたので、そこは共通点だったのかもしれないですが。
父から私が社長職を継いだとき、お客様が「社長はこれだけ良いことをしてくれた、本当に社長には感謝している」と皆口を揃えて言い、本当に私に良くしてくれたんですよ。
そうやってお客様がここまで良くしてくれたのは、私が息子だからだと思います。
今まで自分の知らなかった父の意外な一面が見れて嬉しかったですし、父はこんなにも周りの方々に愛されていたのかと尊敬の念をいだきましたね。

「会社をもっと大きくしよう!」父と交わした大きな夢

──先代の会社に豪さんが入ったことで大塚金属に良い変化はありましたか?

先代は創業しはじめた頃は特に事務所などなく、実家でやっていたんですね。
恐らく私が大塚金属に入らなければ、特に変化なくそのまま実家で事業を続けてきっとそこで終わっていたと思います。
しかし私が入社して2人になったことで、先代の事業へのモチベーションがさらに上がり
「せっかくだから倉庫を持ちたいよね!」と話す機会が増えたんです。
「もっと会社を大きくしていきたいよね!」そんな会話も増え、先代と自分にとっての目標が1つできたことは大きな変化でした。
当時の先代の気持ちとしては、恐らく息子である私への親心だったのかなと思います。
「このまま実家で終わったら、こいつの人生も終わってしまうかもしれない」
「従業員さんを入れて、会社を大きくしていくことでこいつの未来も拓けるかもしれない!」
きっと、そう思ってくれていたんではないかなと思います。
そんな風にして1つの目標ができてからは、2人ともその目標に向かってまっしぐらでした。
2人で一生懸命売上を上げてお金を貯めた結果、会社を構えることできました。

──会社を構えたあとは、事業は順調でしたか?

この会社が立つ前は、ステンレスの板の材料などを仕入れ先の会社に置かせてもらってたりしたので、しょっちゅう行き来したりで効率も良くなかったと思います。
自分たちの会社と倉庫を持ったことで時間も有効に使えるようになりましたし、仕事の幅も大幅に広がりましたね。
従業員も増え、「お客様のお役に立てる企業にしたい」「どんなことで貢献できるのか」とより考えるようになり、新規のお客様も増えました。

抜群のチームワークで「翌日配送」の最短納期を実現

──大塚金属の他社には負けない強みは何ですか?

やはり、「チームワークの良さ」は最大の強みですね。
チームワークが良いから納期も早くできますし、意思疎通をスムーズに図れるからこそ迅速に対応できると思っています。
信頼関係がしっかりと構築された少数精鋭スタッフだからこそ、短納期かつお客様へきめ細やかなオーダーに対応することが実現できています。

──チームワークの良さは他にどんな良い影響を与えていますか?

チームワークの良さは、お客様へのフォロー体制へも良い影響をもたらしています。
最初の頃は、営業担当1人が10社20社と担当していることもあったのですが
皆で話し合いを続ける中「全員で営業しようよ!全員でお客様をサポートしようよ!」
という意識が芽生えました。
現在は、例えば配送員が配送を行ったあとも、別の人間がお客様のお困りごとやご不便などないかお伺いしたり、アフターフォローをしたりと社員一人ひとり全員がしっかりとお客様のことを把握し、サポートをする体制へと整いました。
営業担当1人ではなかなかフォローできない細かい部分を社員同士でフォローしあうことで、お客様の満足度を高めることができているのだと思っています。

ステンレス加工、レーザー加工のスペシャリスト集団!

──組織としての今後のビジョンを聞かせてください

おかげさまで、発注いただいたお客様とは長期的なお付き合いをさせていただくことが多いので、今後も更なる信頼をいただきお客様に満足していただくための努力を積み重ねていきたいと思っています。
それに加えて、自分自身の中では、従業員全員が幸せになれるようにこれからもっともっと考えていくつもりです。
会社の方向性を示すうえで、もっと明確にもっと分かりやすくどう従業員に伝えていくかを模索し勉強しているところではありますが、『従業員の人生を預かっている』という責任は常に意識しています。
設備投資や新たな事業内容を増やすなどについては、従業員に相談はもちろんしますが最後の決断は自分で判断しなければならないので、その判断を誤らないように慎重に、でも大胆になるときは大胆に決断するようにしています。

──従業員たちへの想いを聞かせてください

従業員一人ひとりが、金属材料の卸やステンレス加工やレーザー加工のスペシャリストたちなのでもっともっとその分野で目立ってほしいと考えています。
自分が目立つのではなく、従業員が目立つ、そんな会社を目指しています。
その分野に対して目立ち、どんどん外に出ていこうと思ったら、本人たちのスキルも求められるし、当然ながら会社から与えられる待遇も求められる。
その部分を高め合うために日々切磋琢磨し、みんなで学び合う、そしてこれからもきちんとしたコミュニケーションを取れる集団でいることはとても大切にしたいと考えています。 あとは、休みの多い会社にしたいですね。
男性の方は、特についつい頑張り過ぎてしまいなかなか有休を取得しない方も多いので
『やるときはやる、休むときは休む』を徹底してメリハリつけた働き方ができるように
日々考えています。
有休をぜひ取得してもらうために、取り入れているのが毎月1回真ん中あたりの水曜日を会社休みにしているんです。
今年度は毎月1回休みでいき、来年は3ヶ月に1回くらいさらに休みを増やして、ゆくゆくは毎週水曜日を休みにするところまで構想しています。

プライベートが充実してこそ良い仕事ができる!

『プライベートを大切にする』ということは大事なことで、やはりプライベートが充実していないと本当に良い仕事はできないと私は常に思っています。 『仕事のために生きる』というのは私の考えの中にはないので、従業員たちにはプライベートをしっかり充実してもらう、しっかり仕事を休んでもらうために会社として何ができるかを考えています。 ただ休みが増えるということは稼働日数自体が少なくなるわけなので、その少ない日数の中でいかにパフォーマンスを落とさないで仕事ができるかという仕組み作りは必要になります。 そこは私の仕事だと思っています。

──大塚さん、今回は貴重なお話ありがとうございました。

採用情報RECRUIT

大塚金属株式会社では、共に働いていただく新たな仲間を募集しています。
募集している職種は、工場内でステンレス鋼材の加工などを行う
「内作作業」と、新規顧客の開拓や、お客様とのコミュニケーション、
製品の配達などを行う「営業&配達」となります。

お問い合せCONTACT

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